Powered by Ayapon RSS! オススメ アクセスアップ ライブチャット


list スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
おもしろかったら5つどこでもいいのでクリックしてください。
人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ 人気出会いBLOG
【--/--/-- --:--】 スポンサー広告 |

list ★目が覚めたら人が消えていた 5

312:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 03:18:55 ID:A7VQMabw0
体の痛みで目を覚ます
脹脛、太もも、二の腕、腹筋が痛い
あまり疲れは取れてないような気がする
睡眠欲が解消されたかと言えば寝すぎたくらいだ
歩いていただけで全身筋肉痛になるとは思わなかった
シャワーを浴びる為ベッドから降りてみる
足の痛みは思ったより酷く、うまく力が入らなくよろけてしまう
階段で1段はあると思い足を踏み出すとそこで段は終わっていた時や
まだ飲み物が入ってると思ってたペットボトルを取ると予想外の軽さで驚く時
そんな感覚と同じだった
人は経験や記憶から無意識に適切な力加減を使うが
予想外の出来事が起きれば頭は一瞬混乱する
夢の中で高いところから落ちた時”ビクッ”となって目を覚ます感覚も同じ物なのかもしれない
そんな事を考えた

324:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 04:12:33 ID:A7VQMabw0
熱いシャワーを浴び筋肉を手でほぐすといくらか楽になった様な気がする
田中を起こしに行くとまだ寝ているようだった
俺は厨房に行き簡単な朝食を作り田中を起こしにいった
田中もやはり筋肉痛が酷いようだ
壁に手をつき壁が途切れるところでよろけて俺の肩を使いバランスを取り直していた
女の子にしてみればあれだけの距離を歩けば体への負担は男の俺より多いはずだ
筋肉痛自体体に悪いわけではないから心配する必要は無いだろう
この世界で生きるにはある程度の体力が必要なのかもしれない
自分が直接関わっていなくても誰かが便利な物を考え、誰かがそれを物として作り
誰かがそれを提供して人は安全で楽な生活を手に入れていた
今は人が消える前とほとんど変わらない生活が出来るているが
いつかはライフラインも止まりガソリンが無くなり食料にも限界があるだろう
当たり前だった生活が徐々に出来なくなるはずだ
少しずつその変化に合わせていかなければいけないだろう

朝食を追えてホテルを後にする

336:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 06:54:11 ID:A7VQMabw0
ホテルを出ると外は雲ひとつない晴天だ
今日も暖かい
この世界に来てからはずっと天気は良いままだった
移動をしてるからたまたまずっと晴れてる場所が続いてたのだろうか
あるいは人が消えた事が地球の天気と何か関係があるのだろうか
地球上のある場所で蝶が羽ばたけば別のどこかで台風が起きると聞いたことがある
それが本当の話かはわからないが、そんな些細な事で天候が左右されるとしたら
人が消えた事によって今までとはまったく違う天気の法則に生まれ変わってるのかもしれない
見た目には人が消えて晴れている日が増えただけの様に見えるが
見当もつかない所で以前とは大きく変わっている事がたくさんあるのかもしれない
人間が地球の資源を消費し環境を破壊していたが
人間を含めた生物が消えてしまった時
地球の環境がどうなっていくのか考えた人はいたんだろうか
今となってはこんな事を考えてもしょうがないか、
天気がいい事で悪いことなんてひとつも思い浮かばない
ここが毎日雨の降り続ける世界だったとしたら
毎日憂鬱な気分で生活することになってたかもしれない

357:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 09:56:00 ID:A7VQMabw0
今日も原宿に来ている
もう家と原宿をつなぐ道は完璧に覚えてしまった
やっぱりネコ缶の中身は無くなっている
初めて原宿に来た日から1度も見ていないが
ネコ缶の中身が無くなっていると確かにネコは存在する確信があり
内藤はそれだけでもう幸せだった
連れ帰って世話をしたいとは思うがネコが元気ならばそれで良かった
コンビニで弁当を温めながらそんなことを思った
弁当を食べながらネコを見つけて一緒に暮らす生活を考える
内藤はネコが好きでずっと飼いたいと思ってたが
内藤家の家族は内藤を除いて全員猫アレルギーだった
人がいなくなった今誰からも邪魔されず自由に生きられる事に幸せを感じる

内藤は弁当などが腐ってない事に気づいていた
しかしそんなことはどうでもよかった
食べられる物が腐らないならコンビニで弁当を温めるだけで楽だったし
ここ数日内藤の頭はネコでいっぱいだった

372:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 10:20:28 ID:A7VQMabw0
弁当を食べ終わるとネコを探す
午前中のうちに内藤はいくつかのポイントにまたたびをセットしておいた
猫にまたたびと言われるくらい大好物なのは知っていた
あの猫がトラップにかかっていたら近くで酔っ払ってるに違いない
いくつかのポイントを見たが変化は無かった
あと3つのポイントを残し移動している時
猫の鳴き声のようなものが聞こえた
内藤は耳をすませ、音をたてないようにゆっくりと泣き声のする方へ向かった
そのポイントが見える建物の影についた
物陰からそのポイントを見る
黒いネコがまたたびに噛り付いてゴロゴロと地面を転がっていた
内藤は飛び出してネコを抱きしめたい衝動を衝動に駆られたが
自分の中のどす黒い欲望をなんとか抑えた
またたびのスプレーをかけた猫じゃらしを取り出す
物陰から猫じゃらしだけを出し
「チッチッ」と口から音を出してネコの意識を猫じゃらしに向けさせた
ネコは音の反応して”ビクッ”っと体を震わせ
音のした方向へ集中し警戒した
ネコはラリっていて目の焦点は合ってなかった

378:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 10:43:54 ID:A7VQMabw0
辺りは静まりかえり張り詰めた空気が漂う
内藤はネコがこちらに警戒しているのを察すると
猫じゃらしをゆっくりと動かしだした
それから1分ほど早く動かしたり止めたりを繰り返し
一瞬物陰へ猫じゃらしを引っ込めると”カリッ”と爪が地面にかかる音が小さく聞こえた
ふたたび猫じゃらしをネコから見える位置へ出す
ネコはその姿を見たと同時に低い体勢から体を起こし猫じゃらしの方へ飛び出した
が、勢いは最初だけでヨロヨロと猫じゃらしに向かっていった
猫じゃらしにたどり着き物陰に隠れていた内藤を見つけると
ネコは驚き自分の足に足を引っ掛けコテンと転がった
内藤はその姿をニヤニヤしながら眺めていた

414:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 14:53:24 ID:A7VQMabw0
ネコは内藤を警戒していた
じっと内藤の目を見つめいつでも逃げ出せるように体勢を整える
目の前でまたたびの匂いのする猫じゃらしがちらつくと
ネコは内藤の事はどうでもよくなり猫じゃらしにじゃれついた
猫じゃらしを大きくふったり止めてみたり
高いところに上げてネコをジャンプさせてみたりした
内藤はそれを30分くらい続けていた
ネコも飽きもせず猫じゃらしを追い続ける
本能でまたたびの匂いに釣られてしまうだろうか
内藤がネコに触ろうと手を伸ばすと一瞬で身構え手を逃れ逃げようとする
またたびのせいなのかネコは足がもつれてよろけただけだった
その隙に内藤はネコに触れる
背中を撫で、頭から尻尾の先まで撫でる
アゴを撫でると内藤に敵意は無いと悟ったのか
ネコは気持ち良さそうに目を細め喉を鳴らした
ネコを胡坐の上に乗せスティック状のネコのおやつを取り出し
ネコに食べさせながら眉間を撫でる
ネコはもう警戒を解きおやつを美味しそうに食べ内藤のなすがままになっていた
「うはwwwwwぬこを手に入れたwwwwwテラウレシス」

424:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 15:16:29 ID:A7VQMabw0
ネコはすぐに内藤になついた
内藤はネコを抱きかかえ満面の笑みを浮かべていた
人生で一番うれしい出来事だったのかもしれない
ペットショップに行きネコの餌やおやつ、ネコの柄の入った餌入れと水入れ、
猫じゃらしやネズミの形をしたおもちゃ、折り畳みトイレ、猫砂、キャリーバックなどを盗った
リュックサックにそれらをパンパンに詰め込み入らない物は原付に縛り付けた
猫をキャリーバックに入れ原付の足元に置き自宅へと帰る
途中コンビニで夕食と牛乳を盗ってきた

自宅に帰ると折り畳みトイレを広げ猫砂を入れた
餌入れと水入れを荒い餌と牛乳を入れてネコに与えた
ネコが餌を食べ牛乳を舌先で飲む姿を内藤はうれしそうに見ていた
そういえばまだ名前を決めていなかった
「う~ん、讃岐・・・夏実・・・FOX・・・」
どれも吐き気のする名前だった
「よし、お前の名前はVIP先生!略してVIPだ」
―――にゃ~
ネコはその名前を気に入ったような気がした
内藤はその日深夜までネコと遊んでいた

431:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 16:07:25 ID:A7VQMabw0
出発する前に内藤に電話をしネコを捕まえた事を聞いた
内藤はうれしそうにネコの名前やネコと遊んだ時の事を話した
昨日本州についた事を伝え電話を切る

車に乗りエンジンをかける
南下すればいいのはわかるが、どこを通っていけばいいのだろうか
高校2年の時修学旅行で東京、京都、大阪は行ったことあるが
それ以外の本州には行った事もない
土地勘がない場所は新鮮ではあるが不安でもあった
地図を見て今日の目標は東北で一番大きい都市にすることにした
最近新球団が出来た都市だ

433:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 16:14:02 ID:A7VQMabw0
アクセルを踏み発進する
筋肉痛のせいでアクセルの力加減が難しい
結構踏んでいるつもりでもそんなにスピードは出ない
1時間も運転すると運転するのに必要な筋肉は痛みに鳴れたのか
スムーズに動くようになった
途中の街でコンビニに寄って昼食をとることにした
カップ麺か缶詰かレトルトの食品か、どれもそんなに食べたいと思わない
どこか食堂にでも入って自分達で調理した方がいいだろうか
デザートの棚を見ていた田中に呼ばれる
ここのデザートも弁当も腐ってるように見えないし匂いもしないらしい
近くにあった弁当を手に取り開封し匂いを嗅いでみる
確かに腐敗臭のようなものは感じられない、むしろおいしそうな匂いがする
賞味期限を確かめてみるが人が消えてしまった朝に製造されその翌日が賞味期限になっている
海底トンネルにいた間の時間間隔がないから正確にはわからないが
人が消えてからもう10日近くたっているはずだ
コンビニの弁当なんて賞味期限を2~3日過ぎても食べれない事はないが
さすがに10日近くたっているものは駄目になっているはずだ
この世界では物は腐らないのだろうか?
人が消えてしまってこの世界に慣れたせいか、人がいない事が普通に感じ
ここが自分の中で標準的な世界になろうとしていた時だった
食べ物が腐らない世界だとしたら
やはりこの世界は想像を超えた異質な場所なのかもしれないと思う
考えても答えなんて出ないだろう
食べ物が腐らないならそれでいいさ
食事に関しては不自由しなくて済むからだ
弁当を温めコンビニの駐車場で青空の下で食べた

458:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 18:20:55 ID:A7VQMabw0
この街に人がいないか探そうか考える
ここ数日この世界には他に生存者がいない感覚が強くなっていた
探しても成果がないから面倒くさくなったわけではない
根拠は無いがそれは限りなく確信に近づいていた
通り道にある街は飛ばして今日の目的地に着いたら探す程度でいいだろう
おそらくその都市に人の気配は無いだろう

弁当のゴミを捨て出発する
人が消えた世界、そっくりコピーされたような世界、
ずっと晴れている世界、食べ物が腐らない世界
すっかり馴染んでしまっている自分とこの世界のギャップ
わからないことだらけだがそれでもいいと思う
むしろ人が大勢いる世界の方が今の俺からすれば狂った世界とすら思えてくる
人がまだいた頃この世界の存在を知っていたら普通だと思えただろうか

道路標識を見るともう少しで今日の目的地に着きそうだ
462:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 18:43:27 ID:A7VQMabw0
都市につくと街中を車で回ってみた
わざわざ車から降りなくても人の気配を感じられるようになってきていた
これもこの世界に馴染んできたからだろうか
人間の脳はほとんどが使われていないと言われているが
特殊な環境で特殊な能力が開花したのだろうか
全てではないが人が集まりそうな場所は大体走った
人の気配は感じられなかった

いつものように適当なホテルを選びそれぞれ部屋に入る
田中が夕食を作ったが食材が腐ってないからなのか手の込んだ夕食だった
大浴場でゆっくりと時間をかけてお湯に浸かる
筋肉痛は大分治っていた
風呂から上がるとビールを飲み布団に入る
もう一度この世界について考えてみる
昼間考えた時には感じなかった小骨が喉にひっかかった時の違和感と似たものを感じる
人が消えてしまった世界と人がいた世界
見た目には似ているが何かが違う世界
3人と1匹だけが存在する世界
違和感の元がわからないまま眠りに吸い込まれていった

489:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 20:34:16 ID:A7VQMabw0
僕は目を開ける

暗闇に光が見えた

僕は目を閉じる

493:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/08(日) 20:51:17 ID:A7VQMabw0
いつものように目を覚ます
寝起きは良くもないし悪くもない
タバコに火をつけて頭を覚醒させる
寝起きのタバコは美味しくて頭をスッキリさせてくれる
もう何年もこの行為を続けている
いつもの長さでタバコを消す
意識的にやらなくても大体同じ長さでタバコを消してしまう
体が覚えているのだろうか
今頃田中が朝食を用意しているだろう
寝癖がひどい、髪の毛は大分伸びてしまっている
こうなるとわかっていれば人が消える前に美容室に行っておけばよかった
シャワーを浴びて寝癖を直す
部屋を出てレストランへ向かう
丁度田中が朝食をテーブルに運んでいる所だった
朝のあいさつを交わして朝食を食べる
朝食を食べながら髪の毛が伸びたので切って欲しいとお願いしてみた
人の髪を切った事はないからうまくいかないかもしれないけど頑張ると言ってくれた
午前中に髪を切ってから出発だ

626:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/09(月) 10:09:08 ID:Tz+0TD/Y0
ホテル近くに美容室を見つけてそこに入る
俺は椅子に座り田中は髪型の本と俺の頭を交互に見比べている
俺は人の髪を切った事はないが自分の髪を切られているとき
美容師の手元を意識的によく見ていたので簡単に田中に指示を出す
まず”手ぐし”か”くし”を使い髪の毛をすくい上げ目的の長さからはみ出した部分を
ふつうのハサミで切り長さを調整する
その後すきハサミで毛の量を調整するのと同時に毛先の長さにバラつきを出す
特殊な切りかたなどがあったが自分でもよくわからないし田中には無理だろう
髪を切り終わるとシャンプーをしてくれた
美容師にでもなった気分なのだろうか楽しそうに仕事をこなしている
さすがにヒゲは自分で剃った
美容師ですら初めての人は緊張するものを田中にやらせるわけにはいかない
シャンプーが終わるとドライヤーで髪を乾かす
水でくっついていた髪の毛が離れてくると今回の成果が現れてくる
とても上手くいったとは言えないが絶望的な結果ではない
頭は軽くなったしワックスで何とでもなるだろう
人がいない世界で容姿を気にしてもしょうがないのかもしれない

632:1 ◆3V4SKpmSbo []投稿日:2005/05/09(月) 11:44:12 ID:Tz+0TD/Y0
歩くと軽くなった髪が揺れてくすぐったい
もう太陽は空の頂点に達しようとしていた
もしかしたらすでに頂点から下降しているところなのかもしれない
どちらにしろ大体12時前後だろう
朝食を食べてから髪を切っていただけだからそんなにお腹は減ってないが
昼食を食べることにする
どうせだから豪華な物を食べようってことになり
高級そうな寿司屋に入りオリジナルの寿司を作りあって食べた
俺はいろんなネタを薄くスライスした物を何種類か重ねてみた
田中は何かのキャラクターの顔を巻き寿司で作ったがグロテスクな見た目になっていた
美味しいものを混ぜたから倍美味しくなるわけでもなく普通に食べるのが一番だった
味は良くなくても楽しみながら食べるのもいいと思った

投稿日:2005/05/10(火) 19:10 車に乗り込み出発する
今日の目的地はどこにしようか
東京・千葉は微妙に遠い、その手前の県までは頑張れば行けそうだ
どちらにしても東京に着くのは明日以降になるなら今日はそんなに急がなくても大丈夫だろう
車を走らせながら人の気配に集中してみる
どこにも人の気配なんてない
今日は珍しく田中が車の中でよくしゃべっていた
地図上では明日の夕方までに着ける街に着いた

投稿日:2005/05/10(火) 20:35 ホテルに着き
田中の作った晩御飯を食べた
ここまで来ると北海道と比べて暖かい、気温は何度くらいあるのだろう
昼間ならTシャツでも過ごせそうだ
食後の運動を兼ねて外を散歩することにした
ホテルを出て広い道へ出る、途中にあったコンビニでビールとタバコとライターを盗ってきた
ビールを飲みながら夜の街を歩く風はほとんど感じなく静かな夜だ、昔田舎のじいちゃんの家に行った時を思い出した
じいちゃんはフェリーで2時間くらいの島で漁師をしていて、
目の前には海があり後ろを見るとばあちゃんが管理している畑があった、畑の向こうはすぐ山だった
そこはコンビニも無い田舎で夜の9時にはほとんどの人が眠ってしまう場所だった
この街とは全然違うがこの静けさや人の気配の無さは田舎の雰囲気そのものだ
コンビニがありビルがあればそれは都会だと思っていた
どんなに立派な建物があってもそれを利用する人が居なければそれは田舎では無いだろうか
田舎の定義は知らないがもっと違う定義があると思う
そんな事を考えていると大きな公園に着いた

投稿日:2005/05/10(火) 21:25 公園に来たのはどれくらい振りだろうか
よく覚えてないが小学生くらいに行ったのが最後じゃないだろうか
公園にはブランコや滑り台や鉄棒やロープにぶら下がって滑る遊具が一体になったものがあり
砂場、屋根があるベンチ、運動の出来る広場があった
滑り台の上に登るとそこな公園で1番高い場所だった
タバコに火をつけてビールを飲む
空を見上げると北海道ほどではないが星が見えた、視線をずらすと満月が見える
そういえばこの世界になった日に見た月、北海道で1番大きい街で見た月、どちらも満月だったはずだ
月が欠ける仕組みはよく覚えてないが一月くらいの周期で満月になるはずだ
この世界に来てから10日くらいたったがずっと満月だったのだろうか
途中の移動では意識して見た事はなかったがきっと満月だったのだろう
ずっと晴れたままでずっと満月の世界、人が消えてしまっただけではなく根本的な部分か
らだいぶ違うのだろうか
3人と1匹に何か共通点があり必然的にこんな事になっているのだろうか、
俺と田中は同じ街に住んでいたが小学校以来交遊のようなものも無かったし内藤はまったく知らない存在だ、
名無しとしてVIPで話していた可能性はあるが内藤として意識していたわけじゃない、
そもそも田中がVIPPERとは思えない、やはり偶然に俺たち以外は消えてしまったんだろうか

投稿日:2005/05/10(火) 21:50 その日内藤は1日中ネコと一緒にいた
ネコもすっかり内藤になつき内藤がいく場所にどこでもついていくようになった
猫じゃらしやネズミのおもちゃで遊び一緒に昼食を食べ午後はエロゲーをする内藤の膝で丸まり同じ画面を見た
ネコには内容を理解出来ないが内藤と同じ視線に立ち内藤を理解しようとしていたのかもしれない
内藤はネコに出来る限りすべての愛情を注いだ
夕食を一緒に食べお風呂に入ることにしたがネコは風呂場に行く事を酷く嫌がった
内藤が風呂場へ向かうとズボンの裾に爪を立てた、まるで行かないでくれと言ってるような気がした
「うはwwwテラカワイスwww大丈夫、浴びたらすぐ出てくるからこれで遊んでろwww」
内藤がネズミのおもちゃを投げた、ネコは内藤の手から飛び出した何かに意識を奪われ本能でそれを追い掛けた
ネコがネズミを捕まえ振り返ると内藤は風呂場の中へ消えていた

投稿日:2005/05/10(火) 22:20
内藤が風呂から出るとネコは消えていた
家中を探したが見つからない、家の戸締まりはちゃんとしていたが内藤は外を走り回り深夜までネコを探した
結局ネコは見つからなかった
内藤は朝まで泣きいつの間にか眠っていた
投稿日:2005/05/12(木) 22:10
どれくらい空を見上げていたのだろうか
タバコの火はフィルターまで届き消えていた
さっきよりも肌寒くなりホテルに帰る事にする
ビールを盗ってきたコンビニでいいちこと珍味を盗って帰る
俺と田中と内藤とネコと満月と晴天と腐らない食べ物を考えてみたが繋がりはわからない
ホテルに着き内藤に電話をして猫が消えた事を聞いた
この世界から消えてしまったのか?もし別に人の存在する世界があるのならそっちに帰ったのだろうか
何かの条件があり帰れるとしたら俺は帰る事を望むのだろうか
今の俺にはこの世界の方が自然に思えているかもしれない
おもしろかったら5つどこでもいいのでクリックしてください。
人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ 人気出会いBLOG
【2009/03/27 05:04】 目が覚めたら人が消えていた | track back(0) | comment(0) |
comments
please comment













管理人のみ

trackback
trackback url
http://gomasoku.blog81.fc2.com/tb.php/605-817e00c9




Copyright 20082ちゃんねる ゴマ速十兵衛


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。